相互学校訪問プログラムの計画
英国側の学校が日本語教育をしている場合によく見られるのが、定期的な相互学校訪問です。もちろん、日本語教育とは別に、スポーツや音楽でグループ単位の学校訪問を単発で行うこともあります。
タイミング
相互学校訪問はほとんどの学校が2年を周期に、つまり例えば1年目は日本の学校が英国を訪問し2年目は英国側が日本を訪れるという形で行っています。1年周期で行う学校もありますし、また訪問が1回きりの場合もあります。訪問の回数は一般的に予算によって決まってきます。
学期中に訪問することもあれば、学期中と休みにかけて行う場合もあります。特にこれが一番というタイミングはなく、それぞれの学校の置かれている状況次第で決まってきます。
同様に、1年間のどの時期に訪問を行うかという絶対的な決まりはありません。試験やその他の学校行事が決定要因となることが多いようです。
資金
多くの相互訪問が‘スクールゲート(校門)’の原則に基づいて行われています。つまり、迎える側の学校が、相手が自分の学校に到着してから後の資金を全てまかなうという方法です。この原則を採用すると、訪問の時期や学校間の距離、最寄の空港、プログラムの詳細にもよりますが、英国の学校が日本に行く場合には約1000-1200ポンド、また日本の学校が英国に訪問する場合にはもう少し多くの予算が必要です。
予算を計算する際、自分たちが相手の学校を訪問する分だけではなく、相手校を受け入れる費用も考えておかなければなりません。これは、滞在期間、活動内容、受け入れる人数によって決まってきます。
訪問全体の概算が出て1年、2年などの訪問周期が決まったら、資金集めをしなければなりません。相互訪問の資金集めは、自己負担、各種助成金や募金活動を組み合わせて行われることが多いようです。
詳しくは資金のページをご覧ください。
生徒の選出
訪問には多額の費用がかかるため、両国とも多くの場合生徒は自主参加となります。学校が集めた資金で補助できる部分もありますが、ほとんどの場合、経費全般をまかなうためには自己負担が必要です。日本の中学・高校では全員英語を勉強しているので、通常訪問に参加するための競争は厳しくなります。両校で相談の上、英国の生徒より日本人の生徒数を多くする方法をとることもありますが、それが不可能な場合には、日本の生徒は作文や面接で選ばれることになります。
訪問の内容
相互訪問の内容は、多くの場合、学校で過ごす時間と地域の観光名所を訪れる時間、親睦会などを組み合わせたものになります。リンクの主目的が語学学習の場合、午前中に語学の授業を行い午後その他の活動をすることもあります。
問題解決を目的とした活動は、強力なグループダイナミックスをはたらかせ、両グループ間の関係を深めるには効果的です。これまでに成功した活動の例としては、経験豊富なワークショップのリーダーに指導を受けながらミュージカルや演劇公演の準備をしたり、アウトドアー活動センターで何日か活動するなどがありました。それぞれの地域で、環境問題プロジェクトを実施したグループもあります。
自由時間も大切です。計画には柔軟性を持たせ、休息もとれるようにしましょう。
多くの場合ホームステイを中心にして、それぞれの国のロンドン、エジンバラ、東京、京都のような町で何泊か観光をします。その場合、ユースホステルが値段も手ごろで適当な宿泊施設です。
移動
日英間では、ヴァージン・アトランティック航空、英国航空、全日空、日本航空、の4社が直行便を運航しています。グループ割引の交渉も可能です。
ヨーロッパの各国(パリやアムステルダムなど)の経由便は、3時間ほど旅程は長くなりますが、通常かなり割安です。
日本国内を移動する場合にはジャパンレイルパス、英国内の移動にはブリットレイルパスの購入を検討しましょう。このパス利用で移動費が割安になるかどうかは、滞在中の移動距離、滞在期間、相手校の空港からの距離等によって決まります。
国際観光振興機構や英国政府観光局のウェブサイトは役立つ情報満載ですので、ぜひご覧ください。
その他一般情報
- ユニフォームを用意して、グループのメンバーを把握しやすいようにしましょう。Tシャツやスウェットに交流のロゴを入れたものが適当ですが、制服でもかまいません。
- 荷物は最小限に抑えましょう。参加者に、荷物は自分で持ち運べる大きさにするよう注意しましょう。
- クレジットカードは予備として大変役立ちます。ビザ、マスター、アメリカンエックスプレス、JCBカードなどが一般的に利用可能ですが、マスターカードが使える場所も最近増えてきています。
英国では上記のカードは全て使用可能です。
両国とも、ユースホステルや小規模なホテル、レストランではクレジットカードが使えないことがあります。
- お土産を用意しましょう。受け入れ団体に何か大きな物を、ホストファミリーに簡単な物を用意します。お土産は出発前にグループ内で調整しましょう。
- 自分たちの生活様式を説明できるようにしておきましょう。自分が受け入れる場合、日頃の生活を変える必要はありませんが、自分にとっては当然な習慣も相手にとっては初めてのことかもしれないことを念頭においておきましょう。どのように行動してほしいか遠慮なく相手に伝えましょう。相手としても、知らずに間違えたことをしてしまうより教えてもらったほうが助かります。
- 何か話のきっかけになるような物を持参しましょう。例えば、小さなアルバムを持っていくと家族や学校、自分の町について話をする時に役立ちますし、雑誌があれば若者の文化や流行を紹介することができます。
スクールリンクに関するご質問は、カスリン・ドナギー までご連絡ください。また、ガイドラインの内容について皆様のご意見・ご提案もお待ちしております。ホームページ担当者 までご連絡ください。
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